37名も無き被検体774号+2012/03/05(月)06:25:57.94ID:pNqgqjY80
俺「名前教えてくれますか?」
JK「やだよwwスライディング男に教えるとかwwww」
俺「うぐぐ…」

方や左斜め前では友はJK友と連絡先を教えあってる模様。
方やJKの小悪魔っぷりに興奮している模様。

JK「冗談だよww美咲って呼んで!(伊藤美咲に似てたからねww)」
俺「俺の名前は…」
JK(以下美咲)「いや、また今度でいいよwwしばらくはスラ男って呼ぶww」
俺「略すなよ…」

おや、スライディング男のようすが…

スライディング男はスラ男に進化した!


…ん?ちょっと待て、また今度だと?




39名も無き被検体774号+2012/03/05(月)06:35:12.03ID:pNqgqjY80
俺「また、今度って…」
美咲「またこうやって偶然会えたらねwwそのときは名前教えてよ!
会えなかったらそこまでってことでww」
俺「そ、そうだね!」

なぜか大人の余裕を醸し出そうとしたスラ男。

美咲「じゃあね、スラ男ww」

結局連絡先は聞けずじまいで、友達を連れて帰ってしまった美咲。

友「なんだよー、連絡先は聞けず?」
俺「連絡先どころか名前も教えていらないって…」
友「でもスラ男になったんだろww仕事戻るぞスラ男ww」

なぜかこの日から友にまでスラ男と呼ばれ続け、はや6年。
月日の流れとは早いものです。




43名も無き被検体774号+2012/03/05(月)06:49:08.90ID:pNqgqjY80
この日をさかいに友はJKとデートを重ねていたらしい。
突っつかずとも惚気を吐き出しまくる友にうんざりしつつ
美咲にどうやったら会えるかと、そればかり考えていた。

カフェに通うのも1つの手だろう。
だがそれはフェアではない。
あくまでも偶然でなければ意味がないような気がした。
そんなことを考えていると結局会うか会わないかじゃなくて
会えるか会えないかの偶然に期待するしかなくて堂々巡りを繰り返していた。

ファミレスで会ってからもう3カ月がたとうとしていた。
学生時代からたまにアコギ1本持って駅前に繰り出して弾き語りをしてたんだけど
ふとその日、弾き語りをしにいこうと思って直帰してアコギを抱えて駅前に行った。

衝動的なものだったのか、人目につくから気付いてくれるのを期待してかは
今になっては分からないけど多分答えは後者だったんだろうと思う。




45名も無き被検体774号+2012/03/05(月)07:06:16.93ID:pNqgqjY80
確か歌うたいのバラッドとか歌ってたww
ベタ過ぎワロリンwwww

だいたいの人はちら見だけして通り過ぎて行くんだけど
中には足を止めて聞いてくれる人もいて10人程度の人だかりになってた。
弾き語りを終えて軽くお礼だけ言うとその人だかりも散って行った。

「よっ」

少し離れた所から制服姿の女の子が歩いてきた。
もう間違いなく美咲だった、そうじゃなくてもそう思いたかった。

俺「え?」
美咲「やるじゃん、スラ男ww」
俺「俺、名前1だから!」
美咲「はやいはやいww1ね、覚えとくww」

だいぶんフライング気味だったwwww

美咲「んでんで歌うたいのバラッドは誰に向けて歌ってたのかな?ww」
俺「べ、別に誰にでもないよww」
美咲「まwさwかwwわたしに?wwww」
俺「だから違うって」
美咲「ムキになんないでよww冗談じゃんwwww」

いつの間に美咲優位の関係になっていたのだろうか。
純粋に俺を変質者だと思って怖がっていた美咲はどこに行ったのだろうか。




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1001オススメ記事@\(^o^)/2018/07/28 20:53:00 ID:narusoku