25名も無き被検体774号+2012/11/20(火)16:58:41.21ID:gExy4Sja0
>>22
自分でもそう思います。
でも、母は喜んでくれてた。



声を出さずに、たくさん泣いた。
もうこのメンバーでバスケができない悔しさ、試合に出れなかった悔しさ、試合を見たかったであろう母に嘘をついてしまった悲しさ。
一生分じゃないかというくらい泣いた。


外に出ると、顧問の先生がいた。
僕は頭を下げて通りすぎようとした時、先生に呼び止められた。
そして、先生は一言「試合に出してあげられなくて、申し訳なかった。」
とだけ言って、頭を下げていた。
僕は「ありがとうございました。」と言った。また泣きそうだったから、上だけを向いていた。




24名も無き被検体774号+2012/11/20(火)16:56:54.29ID:PRMIjHna0
憧れてる奴の生活とか知りたくなるよな
普段なにしてどんなこと考えてんだろうとか




26名も無き被検体774号+2012/11/20(火)17:03:53.84ID:gExy4Sja0
部活も引退して、学年全体が受験モードになった。
俺は高校に行く気がなく、勉強もしていなかった。
だって、二人も高校に行くと思ってなかったから。

しかし、ある日清原が聞いてきた。
「お前高校どうする?」
俺は二人はどうするのか聞いてみた。
雅治は県内でも有名なスポーツ強豪高、清原はラグビーはしたくないと一般受験で不良校を受けるらしい。
二人が高校に行くのにはびっくりしたが、俺も行かなければと思い、一生懸命勉強した。




29名も無き被検体774号+2012/11/20(火)17:12:16.52ID:gExy4Sja0
年が明けたころ、3人は無事に高校に合格した。
みんなバラバラの高校だったから、この二人と一緒にいられるのもあと少しかと寂しくなっていた。

そして卒業式。
卒業証書を貰い、教室に帰ると一人一人の一言タイムがあった。
雅治は先生にお礼をして謝っていた。
清原も先生に謝っていた。

俺はこういうのが苦手だった。
結局、3年間で会話らしい会話なんて全然してないし、声も小さくて話すのが苦手だから。
でも、雅治と清原にお礼を言いたかった。
俺は自分なりに必死に大きな声を張り上げた。顔は真っ赤だったと思う。

「雅治君、清原君、先生、ありがとうございました。」
とだけ言って、すぐさま席に戻った。
雅治と清原は、大きな拍手をしてくれた。

こうして、俺は中学校を卒業した。




31名も無き被検体774号+2012/11/20(火)17:16:43.69ID:gExy4Sja0
俺は家の近くの所謂底辺校に通うことになった。

友達できるかなとか、中学校に入学したときとなにも変わってなかった。
なにかスポーツをしようと、バドミントン部に入部した。
バスケ部もあったけど、あのメンバー以外とバスケはできないと思ったから入らなかった。

しかし、高校に入っても新しい友達はできなかった。

そして、高校に入学して半年程たったころ、両親が離婚した。




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1001オススメ記事@\(^o^)/2018/06/18 19:48:00 ID:narusoku