無職の俺がカブトムシを捕まえようとして木に挟まった話をする

出典：無職の俺がカブトムシを捕まえようとして木に挟まった話をする

1：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:41:14ID:68J

昨日の夜から今朝までの事なんだけど今から書く

3：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:43:25ID:e2E

荒ぶる野性を抑えきれなかったんだろ

6：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:43:48ID:68J

俺は無職で毎日のように母に働けゴミ虫と呼ばれる
学生時代はこんな事言われなかったのに卒業して常に家に居るようになってから母の性格は変わってしまった

10：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:46:30ID:EyZ

>>6
学生の頃は学生と言う名の免罪符あるからな

8：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:44:33ID:vlz

スレタイでワロタ

11：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:47:00ID:68J

昔の母の笑顔をもう一度見たい！
そう思った俺はカブトムシを捕まえようと決意した

決意してからは早かった

家の倉庫の奥から虫取り網と虫かごをとり服を着替え家をでた

12：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:47:12ID:ahb

母の性格が変わったんじゃなくておまえが成長しないだけだろカス

14：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:47:48ID:ZIu

無職やるき出したーー━(ﾟ∀ﾟ)━ーーーwwww

18：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:50:43ID:68J

俺は家から300メートル先にある神社に来た
まだ少年だった時はここでよくカブトムシやクワガタを捕まえてた

少年の頃は大きかった木も大人になった俺には小さく見えた
時の流れは残酷だと思った

22：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:54:11ID:68J

その木の根本付近にお目当てのカブトムシがいた俺は虫取り網を勢いよく振った
カブトムシは簡単に捕まえられた

これで母の顔に笑顔が戻る！

だが一匹で良いのか？

俺はいっぱい捕まえようと決意した

23：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:56:00ID:ahb

カブトムシと母ちゃんの笑顔の因果関係がさっぱり(´・ω・｀)

24：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:56:44ID:68J

途中で虫取り網が折れてしまったが少年時代の心を取り戻した俺に網なんて必要ない
一心不乱に素手で虫を取り続けた
カブトムシやコクワガタ色んな虫を捕まえた

27：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:57:55ID:Zor

母「カブトムシと遊んでる暇あったら働けゴミ虫」

28：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:59:32ID:b48

カブトを捕まえる決意はしたくせに
何故働く決意ができないのか

29：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)13:59:45ID:68J

この位で良いかな？

そう思った矢先　彼はいた

ノコギリクワガタだ！

例の木の上にいた
少し登れば捕まえられるハズだ

俺は木に登り始めた

この行為が自分の身を滅ぼすとも知らずに

32：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:03:38ID:68J

俺は慎重に登った３メートル位登った所で悲劇は起きた
そう左足が滑ったのだ
バランスを崩した俺は１メートル程落ちた

だがただ普通に落ちた訳じゃない

木の枝分かれした部分に体を横向きにしたように綺麗に落ちて挟まったのだ

34：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:06:30ID:68J

本来パニックを起こさず冷静に対処すればこんな所からは降りれたハズなんだが

俺はパニックを起こしてもがいたするとどうだろう
俺の左の横腹はどんどん木に食い込んでいく
まるで木と同化するかのように

35：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:07:31ID:oo5

すまん

クソワロタwwwww

36：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:11:08ID:68J

完全に挟まった俺にはどうすることも出来ない
そうだ電話で消防にレスキューしてもらおう！

俺は携帯電話を取り出そうとしたが無かった

どうやら落ちた時にポケットから出てしまったのだろう

俺は叫んだ
「た、たたた助けてッ！誰か助けてッ…」

長年無職で周りとコミュニケーションをとらなかった俺に声なんて出せなかった

39：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:14:34ID:68J

俺は絶望した

ただ母を喜ばそうとしただけなのに神はなんて残酷なんだ

神は俺から奪えるだけのもの奪ってさらに命まで奪うのか

お前は死神だ

許せない

許せない

俺は木に挟まった状態で涙を流した

この世は残酷だ

40：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:15:13ID:b48

タダのバカじゃねーかこれ

43：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:18:27ID:68J

そこからは長く恐怖だった
近くに灯りがあるせいで蛾やよくわからない虫が突進してくる

蚊に刺される耳元ほ飛ぶ

俺の肉体と精神を蝕んでくる死神の送った使者たち

47：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:24:41ID:clX

>>43
この世の地獄やないかい

49：名無しさん＠おーぷん：2016/08/26(金)14:26:21ID:68J

俺はふと少年時代を思いだした

俺は家で亀を飼っていた
名前はチーター

チーターはある日水槽を掃除していた時バケツから脱走しようと失敗をして逆さまになった

当時の俺はもがいているチーターを見て笑っていた

馬鹿な亀だ自分で起き上がる事も出来ない

７年後チーターは死んだ

脱走しようとした時の事故がストレスとなって死んだか分からないが

今の俺は当時のチーターと同じことになっている
チーターは絶望していたんだ

俺はなんて残酷な人間なんだ

もし木に挟まったまま死んだらあの世でチーターに謝ろう