世にも奇妙な物語で一番怖い話って何だ?
2012年05月31日 20時47分
世にも奇妙な物語で一番怖い話って何だ?
63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:35:10.16 ID:H7+MInnQ0
ビデオ借りてみた日、なかなか眠れなかったもんな
2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:19:08.81 ID:BJQ+XyFbi
90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)18:17:18.91 ID:gxSjKymHi
普通に怖かったわ
3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:19:13.44 ID:oivhQJM30
4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:19:20.74 ID:tXe0xdY30
13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:21:13.39 ID:xcd/+SXt0
14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:21:32.01 ID:qmdy7r0aP
迷路
閉鎖されたテーマパークに存在する巨大迷路の取材のために男女三人が訪れた。
主人公(谷原章介)達は、迷わないように入り口から糸を引きながら中心部に進んでゆく。ギリシャ神話では出口を指し示すこの糸を「アリアドネの糸」と呼ぶ。
ある広場でボロボロの格好をした老人を発見する。彼は水の入った瓶を持っていた。迷路の関係者が老人から瓶を奪い取り飲み始めるがすぐに吐き出す。水は腐っていたのだ。
迷路で迷ってもこの糸があれば大丈夫、と笑っていたが糸はすぐ近くでぷっつりと切れていた。
三人で迷路をさまよい歩き、一角でボロボロの格好をした男に出くわす。
関係者の話ではテーマパークをオープンした時に一番最初に出口にたどり着けた者が金塊を手にする事が出来るというイベントが行われていたと言う。しかし迷路に入った者は全員行方不明となっていた。この男は、当時イベントに参加していた男だった。男の話では金塊をめぐって殺し合いが起こったと言う。金塊はすぐそこにあるらしい。
関係者に手渡された一緒にコーヒーを飲むと、主人公と女、そしてボロボロの男はその場に倒れてしまう。関係者が金塊を一人占めするため睡眠薬を混入したのだ。
目を覚ましたボロボロの男はコーヒーを飲むふりをしていたので起きあがり、関係者を殺して金塊を奪い取る。
金塊はミノタウロスの頭の形をしていて、男はこれを頭からかぶった。
ミノタウロスと化した男は剣を手にし、主人公と女を殺そうとしていた。
間一髪目を覚ました二人は、男から逃げる。そして主人公は隙を見てミノタウロスの首を絞めて気絶させた。主人公は剣を退け、今の内に逃げようと言い出したその時、女が主人公を殴る。彼女もまた金塊を一人占めしようと目論んでいたのだ。
主人公を気絶させた女は、ミノタウロスが頭からかぶっていた金塊に手を伸ばす。だがその時ミノタウロスの手が動いた。
やがて主人公が目を覚ますと、傍らで女が惨殺されていた。ミノタウロスはどうやら主人公も死んだものと思いこみ、金塊を持ったままこの場を離れたらしい。主人公は女が握っていた迷路の地図を手にし、その場を離れた。
主人公がそのまま数日迷路をさまよい続けた時、最初に出会ったボロボロの老人と出くわした。彼に話を聴くと、この迷路には時間のねじれが発生し、人間の欲望で無限に成長し続けているのだと聞く。老人はこの迷路を造った博士だった。
「しかし金塊の欲望に負けず、ミノタウロスを倒した君ならこの迷路から出る資格がある」と言う老人。
だが地図はあるがどう進めばいいか分からないと言う主人公。
老人は、水の入った瓶を地図に垂らした。すると不思議な事に入り口を指し示す道だけが黒く染まり始めた。この道を辿れば入り口に辿り着く事が出来る。
主人公は「では一緒に出ましょう」と老人に促すが、彼はこの迷路を観察するのが楽しいと、誘いを断った。
主人公は入り口に向けて進んでいく。
そこにはアリアドネの糸が伸びていた。
世にも奇妙な物語「迷路」:YONIKIMO.COM
16 銀myLOVE ◆YINbe/LOVE 2012/05/29(The)17:21:45.96 ID:XKQQtHEp0
ともだち
主人公の青年は、ある日突然見知らぬ男に
「僕たち友達だよね」
と声をかけられる。
気味が悪いので振り切ろうとその場を立ち去る主人公。
だが、行く先々に男は出現し、にこやかに迫られる。
「僕たち友達だよね」
否定しても否定してもにこやかに迫る男。
更には恋愛関係にあるような言動を取られ、
かっとなって男を叩きのめす主人公。
家に帰った主人公。
ドアホンが鳴り、応対のために出てみると
にこやかに佇むあの男がいた。
「僕たち友達だよね」
あまりの男のしつこさに根負けする主人公。
「ああ、お前と俺は友達だよ」
その途端、男の顔から笑みが消え、
凄まじい怒りの形相と化す。
「友達ならどうして無視したり殴りかかるような
ひどいまねをするんだ。お前なんか友達じゃない!」
隠し持っていた凶器を取り出し、主人公に襲い掛かる男。
わけのわからないままに殺される主人公。
世にも奇妙な物語「ともだち」:YONIKIMO.COM
17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:22:21.23 ID:NNcZcoJC0
出られないぶん懲役30日より怖い
プリズナー
巷で噂の謎のビデオ「プリズン」を探す岡本。
「ビデオレンタルナイス」というビデオレンタル屋で
廃棄処分寸前のプリズンを見つけ、レンタルし持ちかえる。
部屋でビデオ再生。
すると画面に映る、牢屋に閉じ込めている人物(竹中)が
「こっから出してくれ」とこちらに話し掛けてくる。
半信半疑で画面に手を差し伸べる岡本。
すると本当に引きこまれる。
竹中の指示通り牢屋のカギを開ける岡本。
その後、岡本は竹中に案内されプリズンの世界を堪能するが、
気が付けば最初の牢屋に閉じ込められてしまう。
そのまま竹中のみが現実の世界へ戻り、ビデオを返却。
ビデオは廃棄処分のトラックへ積まれて行く・・・。
店の看板「ビデオレンタルナイス」のネオンが所々消えて
『デレナイ』に
世にも奇妙な物語「プリズナー」:YONIKIMO.COM
18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:22:53.61 ID:sYi9tzIR0
林原めぐみ出てるやつあったよな?
29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:26:15.81 ID:tX9rvcWLO
声を聞かせてだな
あの話って手塚治虫の短編集に似た話あったけどそれを元にしてんのかな
声を聞かせて
主人公の加藤晴彦は,だんだん恋人の市川実和子が邪魔になり、ついに別れることに。その途端、合コンであったきれいな声の女性(林原めぐみ)から電話がかかってきた。すぐに意気投合する二人だったが,電話をしているうち彼女がこっちの行動や状況が全て分かることを知った。恐れた加藤は彼女に別れを告げ、彼女の知り合いの女性に彼女のことを聞いた。すると彼女は声が出なくなり、入院しているという。
彼女は声だけで行動していたのだ!
その事を知った加藤は怖くなり思わず偶然出会った元恋人の市川にすがってしまうが、それに嫉妬した林原が市川を殺してしまう。
林原「ねぇ・・・私、あなたの渋い声にしびれちゃったの。あなたの声 が聞きたいな…ねえ,声を聞かせて…声を聞かせて…」
あらゆるものから林原の声が聞こえる。スピーカー、ラジオ、CDプレイヤー・・・
どうにか家に戻ってきた加藤だったが、ラジオから再び林原の声が。
「ねえ,あなたも身体なんて捨てちゃおうよ」
「うわーーーーーーー!!」………
「おはよっ、晴彦」
「ん・・・ああ、おはよう・・・」
二人の、「声だけ」の新しい生活が始まった。
世にも奇妙な物語「声を聞かせて」:YONIKIMO.COM
20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:23:35.66 ID:W7KYe54ai
昨日公園
とある夏の午後、人気のない公園でキャッチボールをしている陽介(堂本光一)と隆男。軽口をたたきながらボールを投げていた二人だったが、隆男の何気ない一言に、陽介は、思わずボールを取り損ねた…「来週の典ちゃんの誕生日、思い切って告白しようと思って」
部屋に戻った陽介は、ぼんやりと壁を見つめていた。視線の先には、陽介と隆男、そして典子の写真。昼間の隆男の言葉が頭によみがえる。と、テーブルの上の携帯が鳴った。電話に出た陽介の耳に届いたのは、「隆男君が…今日の夕方、亡くなったって」という、涙まじりの典子の言葉だった。陽介と別れた帰り道、石段から足を踏み外し、頭を打って亡くなったというのだ。
通夜の帰り、典子とわかれてひとり公園を通りかかった陽介。昨日と同じように人気のない公園。入り口でぼんやりとたたずんでいると、足元にボールが転がってきた。何気なく拾い上げると、「陽介、何やってんだよ、こっち」と叫ぶ声。声の主は、死んだはずの隆男だった。陽介に向かって両手をあげて、ボールを投げてよこせと合図している。昨日と同じ会話、昨日と同じ風景…何かがおかしい。一体なぜ? 訳のわからぬまま隆男と別れようとした陽介だったが、はたと思いついて隆男を家まで送ってゆく。石段から足を踏み外すこともなく、無事に隆男を家に送り届け、ホッとした気持ちで自宅に戻った陽介だったが…。
陽介が自宅に戻ると、彼の携帯が鳴った。彼が出ると、電話の向こうから典子が「隆男君が…今日の夕方、亡くなったって」と告げた。陽介と別れた後、工事現場で上から落ちてきた鉄骨の下敷きになって亡くなったのだという。
次の日、その工事現場にやってきた陽介と典子。花束を供える典子に、陽介は「確かめたいことがある」と言って走り出した
陽介の向かった先は、あの公園だった。ベンチに座った陽介の足元にボールが転がってくる。陽介がボールを拾うと、後ろから隆男の声が響いた。「陽介、何やってんだよ、こっち」
隆男を家(隆男の家は酒屋)まで送り届けた陽介。隆男はさらに別の場所へ配達に行くため家を出ようとする。必死で引き止める陽介だが、隆男は自転車で家を出てしまう。陽介は先回りしようと駆け出した。
隆男が工事現場を通りかかろうとすると、前に息を切らしながら陽介が立ちふさがった。いぶかしむ隆男だが、その時向こう側に鉄骨が落ちてきて、隆男は唖然とする。
夜中、「人に迷惑かけやがって…」と一人愚痴る陽介のもとに、またしても典子から電話がかかる。典子に言われてテレビをつけると、隆男の家に強盗が入り、隆男は刺し殺され、隆男の妹・聡子までが重傷を負ったとのニュースが流れる。「聡子ちゃんまで…」と呆然とする陽介。
次の日、陽介はまたあの公園に足を運んだ。転がってくるボールを拾い上げる陽介。「隆男、お前は俺が守ってやる…」
また昨日に戻った陽介は、隆男を送り届けた後、夜中に隆男の家の前で見張りをすることにした。怪しい人影が塀を乗り越えていくのを見た陽介は「泥棒!」と叫んで追い払う。さらに近くのバス停のベンチに腰をおろし、朝まで見張ろうと決める。
いつの間にか眠っていた陽介。あたりが騒がしくなって目を覚ますと、やじ馬が集まっていた。やじ馬が進むのと同じ方向に歩いていくと、隆男の家が黒煙をあげながら燃えていた。
翌朝、陽介の手元の新聞には「火災により一家四人焼死」の見出し。その新聞を読み、もう一度公園へ向かう陽介
公園で少しためらいながらもボールを拾い、昨日に戻って隆男と再会した陽介。ベンチに座って隆男と話し始める。
「顔色悪いぞ、今にも死にそうって感じ」と心配する隆男に、陽介は尋ねた。「もし俺が死んだらどうする?もし俺が今日死ぬってわかったら、お前どうする?」
「助けに行く」当然だろ、という雰囲気で答える隆男。「でも無理なんだ」と言い返す陽介に、「それでも助けに行く」と隆男は言う。「助けられないんだ!助けようとすればするほど、どんどん悪くなっていくんだ!」と叫ぶ陽介。「何の話だ?」と聞く隆男に、「わかんねえ…」とうめくように陽介は言った。
隆男は立ち上って明るく言った。「お前は死なねえだろ。まだ典ちゃんに気持ち伝えてないしな。」突然の言葉に困惑している陽介に、隆男は続けた。「好きなんだろ、典ちゃんのこと。典ちゃんもお前にそう言ってほしいんだと思う。お前ら二人見てると、じれったくてしょうがないんだよ。」
「でも、お前、告白したって…」そう聞き返す陽介を振り返って隆男は言った。「ああ、あれは『お前のことよろしく』って言ったんだよ。」笑顔で隆男は続ける。「典ちゃん、いい子だよ。大切にしてやれよ。」
そう言って帰ろうとする隆男を、陽介が呼び止めた。「なあ、お前の一番大切なものって何だ?」隆男は「決まってんだろ、家族だよ。お袋と、妹と弟。」と答え、自転車に乗って帰った。それを無言で見送る陽介。
自宅で典子からの電話を受け取る陽介。隆男が石段で足を踏み外して亡くなった、と典子が告げるが、陽介は何も答えない。
翌日、陽介は公園のベンチに座っていた。足元に転がってきたボールを拾おうとして、陽介の手が止まる。そのまま手を伸ばすことができず地面にくずおれ、嗚咽する陽介。その目の前でボールがゆっくりと消えていった。
7年後。
同じ公園のベンチに座り、キャッチボールをしている二人の少年を眺める陽介。そこへ典子がやってきて、「どうしたの?」と尋ねる。「いろいろ思い出してたら懐かしくなって」と陽介は答える。「もうすぐ七回忌だね…」と典子がつぶやく。
典子がミネラルウォーターのペットボトルを陽介に手渡しながら「遅くなっちゃってごめん」と言う。陽介が軽く笑って「何言ってんだよ、まだ5分も経ってないだろ」と言うと、「そっか、そうだよね…」と典子はうつむき加減に言った。「顔色悪いぞ、疲れてないか?」と陽介に聞かれると、典子は「大丈夫」と答えた。(←このあたりのセリフの順番がうろ覚えです、すみません)「そろそろ帰るか」と立ち上がって歩き始める陽介。その腕に自分の腕を絡ませて、典子が思いつめたような調子で尋ねる。「もし私が今日死ぬってわかったら、あなたどうする?」
思わず立ち止まった陽介。典子は慌てて言った。「ごめん。ちょっと聞いてみただけ」陽介は「おかしなやつだな」と一言言った後、何かに気づいて表情を変える。
「世にも奇妙な物語」のロゴが出て終了。
世にも奇妙な物語「昨日公園」:YONIKIMO.COM
22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:24:20.21 ID:KjaHGQP80
24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:24:42.71 ID:ROSkz/rh0
内容
主人公は、優秀なエリートサラリーマンの三上(草刈正雄)。主に仕事の場を中心に自分の知識の広さ・深さを披露し、日々、難解な言葉を頻繁に駆使・活用して周りから畏怖・尊敬されていた。ある日、身の回りで「ズンドコベロンチョ」なる言葉を耳にする。その言葉は知っていて当然だと語っているため、部下から急に話を振られた三上はつい知ったかぶりをする。その後すぐにどういうものなのか調べようとするが、全く意味を知ることができない。
気が付くと、「ズンドコベロンチョ」は流行の中心となっていて、常に周囲の会話の中に「ズンドコベロンチョが…」「やっぱズンベロだよ…」と出てくる程。三上は度々その会話に聞き耳を立てるものの、その内容を得るには至らない。当然三上も周囲の人間に話を振られるが、今更聞くに聞けない状況になってしまい、適当に相槌を打つしかない。
意味を推測してもことごとく外れる上、周囲や家族のズンドコベロンチョに関する会話の内容に共通性が無く、三上をますます混乱させる。また、度々核心に迫るチャンスがありながら、それを逃し続ける。
どう画策してもその言葉の意味を知ることが出来ず、半ば錯乱状態になってしまう。そんな三上を尻目に、ついに会社でも「ズンドコベロンチョ・プロジェクト」が発動。しかも自分がその責任者に大抜擢されてしまう。進退窮まった三上は、ついに半泣きで皆に「教えて…、ズンドコベロンチョって、何?」と尋ねる。そんな彼に、周囲は驚愕と失望の声を一斉に上げるのだった。
ズンドコベロンチョ - Wikipedia
60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:34:10.28 ID:ROSkz/rh0
28 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2012/05/29(The)17:25:57.74 ID:TcY9RAFii
王様の耳はロバの耳
のりお(薬丸)は恋人のゆきえに隠れてきょう子と寝てしまった。きょう子はゆきえの親友だったのだ。
以来、きょう子は執拗なまでにのりおと自分の関係をゆきえにバラそうとする。怯えるのりお。
こらえきれず、きょう子に言い放つのりお。
「今後俺達に付きまとわないでくれ。俺にも、ゆきえにも、今後一切ずっとだ……!」
きょう子、無視して笑顔。
ゆきえはのりおに言う。
「のりお君には悪いけど、あたしには、きょう子が必要なの……」
「俺は許せなくても、彼女は許せるのか?」
ゆきえ、
「何それ……?」
「……」
自分できょう子との関係をバラしてしまったのりお。
ゆきえときょう子がごみ袋の結び目を見て微笑む。
「ロバの耳だね」
「そっ、ロバの耳」
2人は、のりおの死体の入ったごみ袋を工事現場の穴の中へ。
2人は、そうやって幾人もの男を試していた。
「秘密の守れない男なんて……」
「ロバよ、ロバ……!」
2人、笑顔で、立ち去って行く。
世にも奇妙な物語「王様の耳はロバの耳」:YONIKIMO.COM
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:28:30.44 ID:lSNLoBpC0
最近のは見て無いからなんとも
40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:28:31.15 ID:tX9rvcWLO
昨日見たがあんなのガキが見たらトラウマになんだろ
ベビーシッター
三輪車で室内をぐるぐる回っている双子の数樹と正樹(中村成一・功二)。
吹き荒れる風の中通りかかった家の外からふと其の家を見る神父(嶋田久作)。
無表情で見返す双子。其の下の応接室で面接をしている。
「山口美保さん、電話でも言いましたけど此処に来ることは、誰にも言ってませんね?」
はい。と答える美保(浅香唯)。
「子供達に逢っていただきます。彼等が貴方を気に入れば・・・」
「採用していただけるんですね?」
二階に上がる際、掛けてあった温厚そうな祖父の肖像画が急に怒った様に見えて驚く。
佳子「今日一日あなた方の世話をしてくださる山口美保さん。仲良くできそう?」
無言で頷く双子。
佳子「そう・・・」と、どこか寂し気に言う。
その後部屋の説明や双子に夕飯と入浴をさせる時刻等を伝え
夕方 パーティーに出かけて行く際に
佳子は熱心に働く美保を見て、「美保さん、実はあの子達・・・」
「佳子!」と夫がそれを阻止した。
パーティーは10時頃に終わり、帰宅するのは11時頃になるとの事。
夫婦を見送る美保
佳子「大丈夫なのかしら・・・・・・あんなにいいお嬢さんを・・・・・・・・・」
夕食を摂らしている美保。ふと窓の近く迄行くと風が強くなった様だ。
雷も鳴り出した。稲光りと共に人影が見えた。子供達の事が一瞬不安になった。
佳子に言われた通りにお風呂に入れようとする美保。
腹部に3つ三角形の様に出来た黒子を見て
美保「双子って黒子の位置も一緒なんだあ」と言うと、急に停電になった。
ガラスの割れた音も聞こえた。仕方なく双子を置いて、様子を見に行く事に。
先程の部屋から強風が入り込んで来た。
慎重に様子を伺おうとしたが、次の瞬間!何者かに取り押さえられた。
抵抗しようとしたが、いきなり十字架をかざす男。そう、男は神父だったのだ。
神父「この家に住んでいるのは悪魔の子供だ。恐ろしい光景だった・・・
街の人達は正気を失い、両親は子供に操られ、ベビーシッターを雇って生け贄にしている。 家は既に魔界に入り込み家からはもう出られない。」
そう言った直後庭に有った大木が倒れて窓と玄関を塞いだ
神父「あの子達を殺す迄は。」
そう言って双子の居る所に行こうとした神父の後ろを近くに有ったゴルフクラブで殴りつけた美保。
双子の身に何かあってはならないと、急いで二階に戻った美保だが、姿はどこにも見当たらない。必死に探す美保だが、その前にまた神父が現れた。
「何故私の話を信じない!」
「信用出来る訳無いでしょ!」と、振払おうとした美保だったが
「腹部に3つの黒子が有った筈だ。それが悪魔の証拠なのだ。」
と言った次の瞬間、猛烈なスピードで三輪車が神父の脚に激突した。
振り向くと、双子が居た。
何故何処に・・・?という美保の疑問を余所に、神父が
「邪悪な子供達よ・・・今直ぐここを立ち去れ!」と言って十字架を翳し出した。
だが子供の声で「お姉ちゃん!」と言われると、
美保は正気を取り戻し、双子を連れ出し、夫婦の寝室に鍵を掛け閉じ籠った。
神父「私を信用しないか!君は子供達に殺されるんだぞ!」
鍵をこじ開け寝室に入る神父。聖水を取り出し子供に掛けると
白い煙と共に肌が溶けたかと思う様な反応をした。
唖然とする美保。神父の話を信じざるを得なくなった其の時、双子が本性を現した。
双子は不意に向こうを向いたかと思うと首が一回転した。其の顔は、此の世の物で無い悪魔の顔だったのである。
次の瞬間!神父めがけて飛び掛かったかと思うと、神父の首筋に噛み付いた。
突然の出来事に声にならない悲鳴を挙げる神父。見た目以上に相当な力がかかっている様だ。
全く動じない悪魔達。何が起こったかわからない侭の美保。
数秒もしない内に神父は、首を噛み切られ大量の血を流し、絶命した。
只々怯えているだけの美保。次は自分だ!と思った瞬間その場を離れざるを得なかった。
大地震の様に家は揺れ、足場は定まらない。
何とか逃げ切ったその先は、子供部屋だった。
部屋に入った瞬間、大地震の様な揺れ、強風、部屋の物の有りと在らゆる物が飛び散り、部屋の中はめちゃくちゃになる。
只耐え凌ぐ事しか出来なかった美保。
暫くすると、部屋に静寂が戻った。部屋を出ようとする美保。
次の瞬間!ベランダのガラスが割られた!
聞こえてきたのは、三輪車の音。
絶望する美保。
前に居る悪魔は美保に向けて、確かにこう言った。
「ツギハ、オマエダ。」
響き渡る美保の悲鳴。
曇り空 佳子が別の人を面接している。
「田舎は北海道なのね?電話でも言いましたけれど、此処に来る事は、誰にも言ってませんね?」
「はい!」
その頃。
絶対に入ってはならないと言われた地下室。
美保の亡骸を引き摺っている双子。
その先には、祖父の肖像画。
雷が鳴り響く中、双子と美保の亡骸は何所へ行くのか・・・
世にも奇妙な物語「ベビーシッター」:YONIKIMO.COM
67 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:38:24.50 ID:3kc59fMN0
42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:29:03.54 ID:l5kmR82XO
生きたまま火葬場で焼かれたのを見てトラウマになった
48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:30:20.72 ID:NNcZcoJC0
「死ぬほど好き」
ヒロインは石田ひかり
死ぬほど好き
純平(角田英介)、章吾(古本新之輔)、太(佐久間哲)は高校二年生の三馬鹿トリオ。ミス北高クラスの女神・美香(石田ひかり)に憧がれている。
「でもよ、あれ、やっぱり、なんかの間違いだったんかね」
純平の下駄箱に美香からのチョコレートが入っていたことがあるのだ。
「どうして確かめなかったんだ」
「どうせ、間違いなんだから」
葬儀社の息子・章吾が「おまえなあ、一度死んでみない?」ともちかける。
「そうすりゃ、美香のホントの気持ちがわかるんだぜ」
親が旅行でいないのをいいことにいつかやってみたいと思っていたイタズラを実行したかったのだ。
「内輪の葬式ってことにして、呼ぶのは美香だけ
」
当日、美香だけのつもりがクラス全員、先生達もやってきてしまった。どうやら美香が話したらしい。
純平の棺の前で、涙を流し語りかける美香。
「星野くん…純平さん…あたし、あなたのこと、好きだったのに……」
バレンタインのチョコも義理ではなく、入学したときから好きだったのだ。
純平は慌てて棺桶を出ようとするが、そこに両親が帰って来てしまい、いたずらにひっこみがつかなくなってしまった。省吾と太は罪悪感からお酒を飲んでしまい眠ってしまう。
美香の気持ちが確かめられて安心したせいか、純平も棺桶の中で眠ってしまっていた。
目を覚まし、手で棺桶の蓋を押し開けようとするが、開かない。
そこは霊柩車の中だった。火葬場に運ぶ途中の様だ。
助けを呼ぼうとした時、子供が道路に飛び出して来て霊柩車が急ブレーキをかけた。
はずみで頭を打ち付けた純平は、気を失った。
…しばらくした後、純平が読経の声でうっすらと目を開く。棺桶に開けておいた小さな穴から外を覗くと、今まさにこの棺桶が火葬炉に入れられようとしていた。
(あ、あ、あ、助けてえ!)
恐怖に声が出ない純平。
火葬炉の扉がゆっくりと閉じられ、やがて火が点された…。
そこへ駆け込んで来た章吾と太。
「今、火が入った所です」
肩を落とす二人に、純平の両親が軽く微笑みながら、親孝行の息子だったと話す。彼にかけておいた保険金で、会社を建て直す事が出来るらしい…。
世にも奇妙な物語「死ぬほど好き」:YONIKIMO.COM
44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:29:13.49 ID:hqWAxfoRi
ザ・ニュースキャスター
ニュースキャスター北村麗子(飯島直子)は一応、自分が看板のニュース番組を持ってはいるが、若手にその地位を狙われている焦りを感じながら仕事を続けており、彼女の番組の視聴率も低迷していた。
そんなある日、彼女は二種類のニュース原稿が入り混じっているのに気付かず、生放送で「大統領暗殺」という誤報を読み上げてしまう。
彼女を叱責するプロデューサー。
だが、ちょうど彼女がニュースを読み上げた直後に大統領暗殺が実際に起こっていた。誤報は一躍大スクープとなる。
偶然にしてはできすぎの状況を試すために彼女は賭けに出る。
原稿を読み間違えたふりをして、わざとありえないニュースを読み上げたのだ。
再び叱責しようとしたプロデューサーの元に読み上げた通りの事件が起こったとの知らせが届いたのは番組終了直前だった。
彼女は、自分が番組で読み上げた通りに事件が起こるようになったと確信する。
彼女のもたらす「スクープ」によって番組の視聴率が上がるとともに、彼女の態度は傲慢になっていった。
自分の「スクープ」の情報源をひた隠す一方で、スタッフが何ヶ月も苦労を重ねて取材してきたニュースを「スクープ」のために躊躇なく没にする彼女。
「わざわざ取材なんかしなくても、 ニュースなんていくらでも作れるのよ」
そんなある日、肩で風切る勢いの彼女にプロデューサーが降板を宣告した。
「……確かに君の持ってくるのは大スクープだけど、 いつも番組中に突然出すだけで俺達スタッフにも明かさない…… 君は俺達を信用していない。 それに、今の番組視聴者は君の報道ではなく 君の持ってくるスクープを期待して見ている。 ニュースってのはスクープだけじゃなくて、 粘り強い取材によってもたらされるものもあるんだ」
まだ決定事項ではなくプロデューサーの個人的意向であること、だが今日の番組終了後に上層部に掛け合うつもりで、そのために番組終了間際に出かけると聞いた彼女は効果的な防止策を考え出す。
まだ誰にも相談していないのだから、プロデューサーを排除すればいいのだと……。
その日の番組。
彼女はプロデューサーが席を外したのを目にすると、自分が作ったニュースを読み上げた。
「最後のニュースです。 当番組のプロデューサーが、突然死亡しました。 犯人は雷だったようです。以上、北村麗子でした」
テレビ局の玄関を出たプロデューサーを大きな雷が直撃。その場に倒れ、動かない。
上機嫌でスタッフルームに戻った彼女を出迎えたのは、冷たい目で彼女を見るスタッフ一同だった。
いぶかしむ彼女に、スタッフの一人がビデオを見せる。たった今放送したばかりの番組の最後のシーンだった。
『最後のニュースです。 当番組のプロデューサーが、突然死亡しました。 犯人は…………………………北村麗子でした』
突然の落雷によりノイズが発生、音声が途切れた状態で放送されたのだった。
世にも奇妙な物語「ザ・ニュースキャスター」:YONIKIMO.COM
45 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:29:43.29 ID:aKj3/9RM0
ほんとにありそうで怖い
お前が悪い!
主人公が信号待ちをしている。目の前でタクシ
ー同士が事故を起こし、主人公に「お前が悪いッ!」と言う。
課長を率いて取引先との交渉で、取引先の人は
「私が~出来なかったのは、お前のせいだ!」
と言う。
課長は、弁解しようとする主人公に「お前が悪いんじゃないか!」と言う。
街中のあることなすことが、主人公のせいにされる。
主人公の目の前で、自殺をしようとする女性。
「あなたのせいじゃないの」
警察に追われる主人公。自分が犯人にされる。
主人公に、人々が口々に言う。
「恋人と別れたのあんたのせいでしょっ!」
「水道が壊れたのお兄ちゃんのせいじゃない……」
「うちの店がつぶれたのお前のせいだ」
「ボクがオタクになったの君のせいじゃないか……」
「何だ何だ、みんな俺が悪いのかっ……!」
警察が言う。「お前が悪い……」
発狂する主人公、自分の家で自殺をしてしまう。
野次馬のように見つめる群衆。隣の部屋から男が出てきて
「何ですか、どうしたんですか?」
警察が言う。
「あんたのせいだ……お前が悪い!」
世にも奇妙な物語「お前が悪い!」:YONIKIMO.COM
52 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:31:57.47 ID:9orl792BP
ボランティア降臨
とある平凡な家庭。
その家に突然、ボランティアと名乗る久保田(大竹しのぶ)という女性がやってくる。
突然やってきた彼女は、主人公(高島礼子)がパートで外出している間、肉離れを起こした祖母の世話から、掃除、朝食、あらゆる家事を行ってくれる。
主人公以外の家族は感謝するが、普段家事をしている主人公だけは、彼女の行動に不信感を覚える。
最初は通いで来ていたその女性だったが、そのうち主人公の家に泊まるようになっていく。
そしてある日、主人公が家に帰ると祖母と久保田がバリアフリーのため家をリフォームするという約束をしていた。
まだ家のローンも残っているのにと激怒する主人公だったが、祖母は祖父の遺産を使うという事で納得していた。
主人公は祖母を責めるが、久保田さんはいい人だと逆にはねつけられてしまう。
また夫も、息子がテストでいい点を取るとご褒美をあげるという約束を久保田と交わしていた。
主人公は夫にも激怒するが、夫も久保田さんはいい人だと逆上する。
そしてある日の夜、主人公が喉が渇いたためリビングに水を飲みにいった時、夫が久保田のいる部屋から出てくるのを見てしまう。
これに対して久保田は夫の疲れを癒したのだという。
耐えられなくなった主人公は久保田と話し合う。なぜあなただけが感謝されるのか、今まで家事をして家計を支えてきたのはこの私なのにと。
それに対して久保田は、私はボランティアだからみんなに感謝される。主婦はボランティアではないと話す。そしてもうあなたがこれ以上苦しむ必要はないと・・・。
ある日、主人公は久保田が着ていたものと同じエプロンを受け取り、どこかの家庭へボランティアとして出かけていく。
それを見つめる久保田・・・。
その視線の先には、そのエプロンを着て家庭を手伝う、無数のボランティアの姿があった・・・。
世にも奇妙な物語「ボランティア降臨」:YONIKIMO.COM
58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:33:53.67 ID:0idUmdH1O
女は死んでいないだっけか?
あのポケベルのが好き
怖いかと言われれば少し違う気もするが
59 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:34:02.96 ID:vhG/Nh0q0
序盤はDQNざまぁだったのに・・・
62 忍法帖【Lv=9,xxxP】 2012/05/29(The)17:34:46.61 ID:lc4ck5CC0
最終的に自分の心臓の音も邪魔になって自殺する話
Be Silent
あるところに一人の作曲家がいた。
作曲家はとても有名で、そして、人気だった。
そしてある時、あるイベントの曲の作曲を頼まれた。作曲家はその曲に取りかかる。
しかし、作ろうとしても、作ろうとしても、どうしても自分の納得のいくようにならない。そして、だんだんと、ノイローゼ気味になり、周りの音が気になり始める。
初めは、工事の音やテレビの音など、大きなものだった。それがだんだんと、スリッパの音、コーヒーポットの音、冷蔵庫の音・・・とエスカレートし、作曲家はその音を、全て消そうとする。そんな作曲家を妻も心配し始めるが、その妻のたてる些細な音でさえ、作曲家の耳には轟音に聞こえる。そしてついには、妻も作曲家に愛想を尽かし、家を出て行ってしまう・・・。
「音のない場所へ」
そんな作曲家を心配して、作曲家の友人であり、仕事相手である男は、作曲家を「音のない部屋」へ、連れて行く。 この「音のない部屋」、中の音が全て周りの壁に吸収され完全な無音状態になるという。 作曲家は、この部屋に満足し、作曲を始める。己の邪魔をする音もなく、作曲家の楽譜にもオタマジャクシが泳ぎ始める。
だが、作曲家は気付いてしまった・・・。この部屋に存在する“音”に、――己の鼓動――に。
そして作曲家はその音を消した。完全なる“無音”へとするべく・・・。
世にも奇妙な物語「Be Silent」:YONIKIMO.COM
72 忍法帖【Lv=9,xxxP】 2012/05/29(The)17:41:41.43 ID:lc4ck5CC0
えええええええええええええええええええええええええええええええええ
あれ、渡部篤郎だったのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
「狗神」に出てた頃の渡部篤郎が俺のホモ人生のキッカケだ
おしチェックしてみりゅ♥
80 忍法帖【Lv=9,xxxP】 2012/05/29(The)17:51:18.05 ID:lc4ck5CC0
be silent観た!
篤郎たんめっちゃかっこよかった!!!!!!!1
あつたんいいお
66 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:37:20.45 ID:gR9nkCLT0
73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:41:41.49 ID:Ktz4xM6bO
83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)17:59:27.61 ID:g5eQz+ZPO
暗闇の世界の住人がどうのこうのって話だった気がする
84 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)18:00:36.30 ID:tX9rvcWLO
影の国か
あれは怖いな
影の国
若桜萌(桜井幸子)は診療所に勤める心理カウンセラー。その日も診療所に足を運ばせ、パソコンでクライアントのデータをファイリングする萌。しかし、フォルダに整理していくうちに、覚えのないクライアントのデータを見つける。
カウンセリングの模様を映したVTRを見てみると、確かに自分と、身に覚えのない患者(大杉連)の姿が映し出されていた。
VTRを見続け、画面の中に映る男の言葉に引き込まれてい萌。
「影の世界」
男が語るその世界。神妙な雰囲気の中、自分もそこの住人だと言い出す始末。萌は、その男の心理状態がうまく読み取れないまま、VTRを見続ける。
次第に男は立ち上がり、影の世界を証明させるために、自分が一度、影の世界へ行ってみると言い出す。
VTRの中で混乱する萌。VTRの画面を見つめる萌も怖くなり、一時停止し、椅子からのけぞる。
「何で私、こんな男のこと忘れたの」
その時、後ろに気配を感じる萌。萌が振り向くと、あの男が立っていた。
「---うれしいな---やっぱり先生見てくれた」
実は、男が萌とカウンセリングをしていたのは、つい一時間前のことだったのだ。男が影の世界に行くことによって、男の存在が消え、萌がカウンセリングしていた記憶も消えていた。ゆういつ残されていたのは、パソコンのファイルに記録されたVTRだけだっのだ。
「もうすぐですよ先生、私が影の国に戻って、観測を措いてしまうのは---。それと影たちはね、待ちきれずに、人間に手をかけて遊び始めたみたいですよ」
男の言葉に、恐怖を感じ始めた萌は、診療所から逃げ出し、自分のマンションの一室に帰ってきた。
―――恋人のあきひろがいなくなっている!―――。
呆然と立ち尽くす萌。また妙な気配を感じ、後ろを振り向く---。
部屋の隅に隠れていた人陰が、こちらにちかずいてきた。
あれから何日たっただろうか---。萌は自分の身に起こった出来事を、パソコンの文章に記録していた。もし、あの男のことを忘れても、記録に残しておけば、このことを誰かに伝えることができる。指を走らせる萌。
「そして、また、この行為は、私が意識を持ち続けているということを、自らに証明することの意味でもあり、こうして記録を続けている私は今も確かに存在---」
その瞬間。萌の存在は消えていた。吸いかけのタバコがキーボードの上に落ちている。
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85 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)18:00:42.95 ID:N7Wa03BG0
92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/29(The)18:20:43.87 ID:Bur1pGE/0
理想のスキヤキ
西村和樹(伊藤淳史)には、こだわりのスキヤキの作り方のルールがあった。それは具の入れ方(タイミング、入れる位置、占める面積、角度)から蓋の閉め方、卵のかき混ぜ回数等など。
そのルールを思い描いていると、恋人の詩織(岩佐真悠子)に肩を叩かれる。
彼は詩織の両親に結婚の許しを得るため家に来ていたのだった。危うくその席で出されるスキヤキに囚われ過ぎたことを反省する和樹。
母・緑(宮田早苗)の手で鍋がセットされ、遅れて父・正一(西村雅彦)も席に着き、食事は和やかに始まった。目の前のスキヤキの焼き方は関西風…高級肉…そしてお馴染みの具材…と理想的に見えたが、具材の中に場違いと思えるエリンギを見つけてしまい、各家庭の味と分かっていても心の中で突っ込みを入れてしまう和樹。おまけに
「アレはどうする?」
「後で良いでしょ」
と言う両親の会話も有り、まだ何かありそうだ。
そして、普段は料理をしないであろう父の手でスキヤキは作られ始めた。「こういうのがスキヤキの醍醐味なんだ」と楽しみにしていた和樹。だが…父の調理方法は、ところどころ彼の理想と異なっていた。
早過ぎるタイミングで割り下が入れられそうになり、咄嗟に父親の腕時計を褒めて時間稼ぎをしたり…と、父を上手く誘導する和樹。
なんやかんやで良い感じになりかけ、「裏で操作するのも面白い」と思っていた和樹だったが、気付くと鍋にフタをしていない!!
「遠過ぎて自然には取れない!! 神の時間が!!」
しかし、詩織に気付き、スキヤキがメインではない事を思い出す和樹。
ようやく、食べる時間になった。
遠慮をしながら食べ始める和樹。食べる順番にもこだわりが有り、最初は気を使って一番目立たないエノキと、それでいて小さい男と思われない様にネギを一緒に食べようとした。しかし、驚く事に母が一気に3分の2近くの肉を取ってしまった。
呆れながらも具を卵に付け口に入れると…肉の味がしみ込んでいて…美味い!
あのエリンギもGOOD!
しかし、焦り過ぎて熱いネギの中心が和樹の喉を直撃した。そんな時に父に職業を聞かれてピンチになるが、何とか水で飲み込んで「インテリアデザイナーです」と苦しいながらも答える事が出来た。
気付くと…肉がない!!!
見ると、家族全員が一気に残りの肉をかっさらっていったのだった。(特に母親が一番肉を食べていた)
「スキヤキ素人が!!!」
と怒るが、「結婚だ…結婚…」となんとか我慢をする和樹。
しかし、父親が飲みかけの日本酒を鍋にぶち込み、残りの2人とともに2個目の卵の残りをそこに加え、それを美味しいと食べるのを見て彼の怒りはいよいよ限界に達した。
「こんな家族と家族になれない!!!」
その時、
「そろそろ、アレ行くか?」と父。
そこでシメがあった事を思い出した和樹は、「うどんならここで食べ、おじやなら帰ろう」と考えた。
しかし…出てきた物はそのどちらでもない、黒くプルプルした巨大なゼリー状の丸いモノ…
「いったい、なんだ????
スーパーにもある!?お中元!?天然物!?カリカリ!?」
鍋に投入される妙なモノ…
味付けを聞かれ、咄嗟に「塩で」と答えた和樹。反応を見るとどうやら正解らしい。ちなみに父はマスタードで食べると言う。
食べようかどうしようか葛藤する和樹…
それから数年後。
その日の食卓は、スキヤキ。
妻となった詩織と子供達の前で調理する和樹。油を敷き、肉を焼き、具材を並べ…それをとっとと片付けたら…
そこにあの黒いモノを入れる和樹。
どうやら気に入ってしまったらしい。
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